今回の問題も、実は、
敵玉の守備駒を逆用することが主題だった。
問題は前回の記事を見てほしい。
初手は2一飛と1一飛が考えられるが、
この問題は前者である。
2手目3二玉に対して2三角と打ち、
守備駒の金を斜めに誘う。
これで逃げ道封鎖完了である。
残りの5手は易しいので省略する。
3手詰3級、5手詰初段だとすると、
この問題は三段や四段レベル???
まさかそんなことはあるまい。
そう言えば、昨日のニコニコ生放送で、
昼休みの3手詰の詰将棋は5級レベルだった。
鈴木プロがそう発言していた。
それを観戦していた将棋ファンが、みな驚いていた。
あれで5級なのかと。
随分易しかったからなぁ。
あの反響が普通だろう。
初段の人が「解けなかった」とコメントしていたが、
冗談だろうか?
それとも本気?
それに対して、
昨年の6月に発売された青野プロの詰将棋の本は、
厳しい棋力判定だ。
【というか、こちらが本当だと思うが・・・。】
【ただし、難易度にもよるから比較は難しい。】
1手詰10級、
3手詰5〜9級、
5手詰3〜5級、
7手詰4級〜初段、
9手詰2級〜初段、
11手詰1級〜初段、
となっていた。
ただし、制限時間が色々あって、
その辺りの緻密さが青野プロらしい。
将棋ファン全員に楽しめるから、
下に載せておく。
価格も手頃である。
青野照市のやさしくわかる詰将棋 10級から初段 [単行本] / 青野 照市 (著); 成美堂出...
![青野照市のやさしくわかる詰将棋 10級から初段 [単行本] / 青野 照市 (著); 成美堂出版 (刊) 青野照市のやさしくわかる詰将棋 10級から初段 [単行本] / 青野 照市 (著); 成美堂出版 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51H%2Bn0FcfML._SL160_.jpg)