問題を再掲する。
今回はまず最初に解答を載せる。
2三銀、同桂、1一飛成、同玉、
1四香、1二歩、2一金までの7手詰、
あるいは、
2三銀、同桂、1一飛成、同玉、
1四香、2二玉、3二金までの7手詰
である。
これを読んでほくそ笑んだあなた。
残念ながらこれは間違いである。
1四香には、1三歩、同香不成、2二玉
で逃れているし、仮に
1三香を打っても、2二玉で逃れている。
正解は、初手1二飛成である。
これが詰将棋らしい一手である。
解けなかった人は、とても驚いたはずである。
同香なら1一銀以下5手詰。
同玉なら2一銀、2二玉(1三玉)以下、
7手詰である。
今回なぜこのような趣向にしたかというと、
実はむとせも一目で解けなかったからだ。
上の変化が最初の読みだった。
「詰まないなぁ」と思って他の変化を読んだら、
解答に行きついた。
詰将棋ではこういうことがよくある。
実戦もまたしかりである。
こういう練習が無駄になることはない。
詰将棋でも実戦でも、
詰まない変化を読み切ることは重要である。
こういうことを将棋初段前からしっかりやりたいものだ。
実戦にも汎用性大の練習方法である。
ラベル:詰将棋の解き方