2015年07月20日

応用できる将棋の考え方:羽生善治王位が負けた原因を考えてみよう<その2>将棋ソフトに頼ってはいけない



<<<問題を再掲します。>>>

<56手目の7四歩の将棋局面>



上の局面は、「先手が指しやすい」、もしくは、「先手有利」と考えます。達人クラスですと、致命的な差があるかもしれません。


理由は以下の通りです。

・先手と後手の銀の働きには、決定的な違いがある。

・先手の6七銀は全く働いていない。
 また、働くまでに数手かかる。

・後手の3五銀はすぐに攻めに参加できる

・つまり、先手の三段目の銀と後手の五段目の銀に、
 決定的な差がある


先手と後手の実力が互角であれば、先手の勝率は8割を超えるでしょう。それぐらいの差があります。


上の将棋の12手後が下の局面です。

<68手目の1三桂の将棋局面>



ご覧の通り、先手の守りの銀と後手の攻めの銀が交換され、先手は守りが崩壊しています。また、先手の攻めの6七銀は遊んだままです。

後手は桂馬も攻めに参加する体制に入っており、余程後手が間違いませんと、先手が将棋で勝てない形勢です。


将棋ソフトを使って形勢判断をした方もいたかもしれませんが、中盤や終盤の手の広い局面ではあまり正確に形勢判断できません。

こういう局面では、アマチュアレベルでも将棋ソフトに勝ることもあります。


なお、銀以外の駒の配置は、ほぼ互角でした。

銀だけが問題あったのです。

こういった駒の配置での形勢判断は、
いろいろな将棋局面で応用できます。


試しに使ってみて下さい。

慣れれば、数秒でできるようになります。



<参考将棋>



posted by むとせ at 18:14 | TrackBack(0) | 羽生善治の終盤術@ABの将棋の棋譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

応用できる将棋の考え方:羽生善治王位が負けた原因を考えてみよう<その1>居飛車党も役に立つ



先ほど投稿しました
将棋・プレイバック 
羽生善治 vs 広瀬章人 2011-07-12 王位戦 
向かい飛車 対 三間飛車

の将棋が、優れた題材になります。


居飛車党の方も参考になりますので、
一緒に考えてみましょう。


下の局面をどう考えますか?

形勢判断も含めて自分なりの結論を出してみましょう。

将棋は、自分なりの結論が大事です。

自分の頭で考えたことは、将棋上達に絶対に役立ちます。加藤一二三九段も似たようなことを発言していました。


<<<1時間以内に<その2>を投稿します。>>>

<56手目の7四歩の将棋局面>



<参考将棋>



posted by むとせ at 17:37 | TrackBack(0) | 羽生善治の終盤術@ABの将棋の棋譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする