羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21) [単行本] / 羽生 善治 ...
前回の続きである。
あまりにも有名なので、
ほとんどの読者は上の本を持っていると思う。
重要だから何回も書くが、
このシリーズは第3巻と第2巻を最初に仕上げた方が良い。
ある程度問題を解けるようになったら、
各例題の最初の設問のみを考えるようにした方が
上のステップに行きやすい。
それは説明しなくてもわかることだろう。
前回の問題の解答は、
下の通り11手前後読むことになる。
たった11手だが、
実戦ではこれが頗る大変なのだ。
だから、最初はできる限り簡単な問題で
指し手を読めるようにするべきだ。
その候補として、この本を例に挙げている。
解説は本に詳しく書かれているので、
ここでは省略する。
まぁ、この局面で11手前後読めれば、
立派な将棋高段者である。
少なくとも将棋三段はある。
もっと複雑な局面になれば、
7手程度でも最低将棋三段はある。
複雑な局面でこれなのだ。
だからこそ、局面の狭い詰将棋などでは、
最低15手程度は読めるようにならないと、
将棋四〜五段の道は果てしなく遠い。
なお、ここでは9手詰もまともに解けない
インチキ将棋四〜五段を除くよ(笑)。
ラベル:羽生善治