昨日の続きです。下の将棋の局面は、後手7七角成に対して先手が同金としたところです。ここまでも少しおかしいところはありますが、キリがないので省略します。
この局面で、後手がどう指したか覚えていますか?
人間でも将棋ソフトでも、
絶対に(?)指さないような手を指したのです。
<下に続きます。>
その手は、4二銀(56手目)です。
ありえないです、この手は。
こんな将棋の手を今まで見たことがないです。
将棋ソフトでもこんな手は指さないだろうと思い、念のため将棋ソフト激指定跡道場2の3拓で解析してみました。
そうすると、とんでもないことがわかったのです。
ナント、最初の10秒以内に、一瞬だけこの4二銀が出現するのです。
<将棋の棋力的には、激指三段以下だと思います。>
ひぇ〜〜〜

驚愕の結果です。
昨日、「昔の将棋ソフトで解析してみて下さい」と書いた理由は、まさにこれです。弱い将棋ソフトですと、この手を上位に持ってくる可能性がある訳です。
激指定跡道場2の場合、最終的には(1手20秒程度)この手を上位に持ってきませんでした。
ですから、最初、この将棋は、人間の超弱い四段同士が指していると思っていました。ですが、さらに調べてみると、どうもそうでもないようなのです。
長くなりそうですので、続きは次回にします。
ラベル:将棋