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2019年09月15日

将棋上達のヒント02 基本が固まっていない


前回は「将棋の基礎が固まっていない」というテーマで書きました。今回は「将棋の基本が固まっていない」というタイトルです。


早速ですが、皆さんは「基礎」と「基本」の違いをご存知でしょうか?


以前他のブログでも書いたのですが、大昔読者の皆さんがまだ生まれていなかったかもしれない頃の話です。教育関係者の間で「基礎」と「基本」の違いについての大論争がありました。

その時は悲しくて滑稽なことに結論が出ませんでした(笑)。

それ位「基礎」と「基本」に関する言葉の定義は難しい問題だったのです。


ところが、数年前にあるホームページで以下のような記述を見つけました。

◆基礎と基本の違い
 基礎は知識、基本は認識。
 基礎は知識や技能、基本は認識や価値観。
 基礎は身につけさせるもの、
 基本は確かめ確認していくもの。
 基礎は習熟・鍛錬、基本は思考・合意。 
 基礎は理屈抜きで教え、基本は討論・検討がある。
 基礎は認識や価値観を培う土台、
 基本は基礎の上に立つ応用。
 獲得した基本は次の学習の基礎になる。
 例)基礎:4×5=20、
   基本:四角形の面積は縦×横だから4×5=20

基礎と基本の違い


この定義を見た時に、「時代もかなり進んだなぁ」と感動したものです。昔に比べればかなり進歩しています。ただし、これでもまだまだわかりにくいです。読者の皆さんも「基礎」と「基本」のイメージが湧いてこないはずです。ちなみに、「基本」については前回書いたように「土台」という定義ですと、イメージが浮かびやすいです。おそらく小学生低学年に説明しても理解してくれるでしょう。


私自身も長年「基本」の定義に苦しんでいたところ、
最近になってもっとわかりやすい定義を発見しました。

それがこれです。

基礎は物事の土台で、基本は物事の軸

知らなかった!「基礎」と「基本」の違い


たった一行で表現していますのて、とてもわかりやすいです。素晴らしい定義です。これもまた多くの将棋ファンに受け入れられるのではないでしょうか?この定義に出会った時は、私のもやもやが一気に解消された瞬間でした(「基礎」の定義は同じだったのですが、「基本」の定義が長年曖昧でした)。


これで、基礎と基本、そして応用(発展)へのつながりが掴めました。


ですが、私の場合は、基本は「軸」でなく「柱」として考えます。

なぜなら、家にたとえれば「土台」の上に「柱」があって、
家が建築されるからです。


図で示せばこんな感じです。

家の柱 将棋上達のヒント02.png
そもそも基礎ってなに?

家の土台 将棋上達のヒント02.gif
基礎(weblio)


実際の「柱」の数は、
3LDKの一戸建てならば20本以上になるはずです。

将棋の場合も、「基礎」の上に数十本、数百本の「柱(基本)」があると考えています。

<基本についての考え方や定義は他にもありますが、便宜上今回はこの定義で話を進めます。>


これでやっと「基本」の定義ができました。

これからが本題です。


「基本(柱)」の意味を理解できたところでお尋ねします。

さて「将棋の基本」とは何でしょうか???

これもまた難しい問題かもしれません。

次の行に進む前にしばらくお考え下さい。



前回の投稿「将棋上達のヒント01 基礎が固まっていない」のところで、「売れている本にこそ基礎充実のヒントが隠れている!」と書きました。

あの本で将棋上達者、特に有段者が急増したということは、あの本の中にこそ将棋上達の「基礎」の一部が隠れていたことになります。


しかし、果たして彼らはあの本をマスターしただけで将棋有段者になれたのでしょうか?


確かにあの本のおかげで将棋三段以上の人が増えたかもしれません。ですが、その陰で相変わらず実力が停滞してる将棋ファンが大勢いるはずです。50万人の人が愛読したからと言って、50万人全員が将棋で上達して有段者になれたはずがありません。もしそうならば、日本将棋連盟の有段者の免状授与者が急増したはずです(笑)。


実際のところ、そういう話は全く聞いたことがありません。ネット上における将棋有段者は増えたかもしれません。しかし、ネット将棋ではソフト指しが非常に多いです。また、某サイトの有段認定は非常に甘いです。

そういった現状を踏まえますと、「寄せの手筋200」の愛読者の数%しか将棋三段以上になれていないはずです。


この記事は、残りの90数%を救済するための「将棋上達のヒント」です。それをご理解の上次の重要事項を頭に叩き込んで下さい。


私なりの結論ですが、
「基本」を固めるためには、
実戦が必要不可欠だということです。



つまり、こういうことです。


将棋の書籍などで「基礎(土台)」を学んだあとで、
それらを実戦で使うと知識が定着しやすくなります。

その定着したものこそが、
まさに「基本」であり「柱」ということです。

そして、この基本(柱)は、数十本、数百本と増やさなければなりません。その数があるラインを超えると次のステップに進めます。つまり、将棋で昇級・昇段できるということです。

また、基本(柱)を増やすための実戦は、できる限り効率的なものでなければなりません。数多く将棋を指したからといって、短期間で「基本」が固まり「柱」が増えるというわけではありません。


以上のことを確実にできれば、
とても強い将棋三段になれると確信しています。

これ以上に関しては、ご自分の頭でお考え下さい。

この記事はあくまでも「将棋上達のヒント」です。

なお、本物の将棋四段はまた別物ですので、
上記だけではそのレベルに達しにくいと思われます。




最後に強調しておきたいのですが、
以下のことを肝に銘じておいて下さい。



「言葉の定義」に関しては、あくまでも個人的な意見です。

私なりの「言葉の定義」を誰かに強制したり押し付けたりする気は毛頭ありません。

私自身が今はこのように考えているということです。

数年後はまた違った見解になっているかもしれません。

このことを絶対に忘れないで下さい。


異論反論ある方は、自分なりの定義で将棋上達に励めばいいのです。また、私は言葉の専門家ではありませんので、言葉に関して専門的なことを言われても回答はできません。



最後までご覧いただきありがとうございました。

次回の記事「03.基礎・基本の応用(発展)ができない」は、9月22日(日)に投稿する予定です。記事タイトルは(仮)のものです。急遽変更することもありえます。

それから、急用で記事後半が少し雑になってしまいました。気が付いたことがあれば追記します。追記があればブログ上でお伝えします。



posted by むとせ at 18:57| 将棋上達と○○○○○ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする