<将棋入門必至053>
今日の必至問題は超重要です。実戦で出現しやすい問題です。頻度で言えば、ベスト10やベスト5に入るかもしれません。私もこの類型で少なくとも100回は必至がかかり勝利しています。
この問題も持ち駒なしでお願いします。
持ち駒が多いと入門レベルを遥に超えてしまいます。
また、2手目は3四歩限定でお考え下さい。つまり、相手がこの1手目の必至に気がつかなかったとういことです。たまに将棋の本で「パス」という書き方をしていますが、それと同じ考え方です。部分図ですのでどうしてもその必要性があります。
この手筋のレベルは将棋3〜1級でしょうが、実戦で有効に使えますと将棋三段以上の使い手になれます。
なお、問題は昔からある有名問題の改題です。
<後手の持ち駒は「なし」で解いて下さい!!!>
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<将棋入門必至052>
「将棋上達の探求」は、元々は有段者対象のブログでした。しかし、質問者の内容を分析すると、詰将棋のルールさえ知らないような読者が数多くいました。それで数年前から内容を易しめにしているのですが、それでは有段者の皆さんが少し退屈なようです。
それで、今回からは少し難しめの必至問題も取り上げます。ただし、毎回毎回それができるわけではありませんのでご理解下さい。
まず最初に1手必至からです。この問題は改題です。
将棋5・4級の方は30秒で、
3・2級の方は15秒で、
1級と有段者の方は一目または一睨みでお願いします。
<後手の持ち駒は「なし」で解いて下さい!!!>
次は有段者・高段者向きの必至(必死)問題です。
すぐに気が付いた方もいるでしょうが、飛車の位置が異なります。これによって変化が多くなります。一目で解ける方はプロ級かソフト級、あるいは神級(笑)でしょう。
昔からある有名問題なので、答えを知っている方は多いはずです。しかし、主要な変化をしっかり読もうとすると、標準的な9手詰の詰将棋よりもレベルが高いかもしれません。ですから、短時間で解くのであれば難問必至でしょう。
30秒で読み切れば将棋三段・四段候補です。
15秒未満ならばきっと将棋五段以上のレベルでしょう。
解答は下にあります。
<将棋盤の駒は動きません!!!>
<後手の持ち駒は「あり」で解いて下さい!!!>
<将棋難問必至052の解答>
難問必至(将棋三段・四段向き)の解答です。
主要な変化だけ将棋盤を載せておきます。
先手2二銀に対して後手2四歩の場合
先手2二銀に対して後手3五角の場合
先手2二銀に対して後手5一飛成の場合
いかがだったでしょうか?
予想以上に読む量が多かったはずです。
これほど簡単な配置でも変化が多岐にわたります。
将棋のプロが時々発言していますが、
必至(必死)問題の作成はアマチュアファンが想像している以上に大変なのです。
詰将棋の本に比べて、必至の本が圧倒的に少ない理由がここにあります。
<将棋入門必至051>
こちらの「将棋 必至入門」も「並べるだけで将棋が強くなる詰将棋」と同様に、1ページ10問ずつ載せていきます。好評ならば20問にするかもしれません。
今日の必至問題もご注意下さい。
将棋盤上では後手に持ち駒がありますが、
これは無視して下さい。
後手の持ち駒がありますと1手必至ではなくなります。
今回の必至問題は前回の続きです。
前回の問題で仮に後手に「金」の持ち駒がありますと、
6三桂に対して6二金という受けがあります。
その時にどうすれば後手玉に必至がかかるかという問題です。
将棋5級レベルの必至(必死)です。
もちろん、一目で解ければ将来の有段者候補です。
<要注意!!!>後手の持ち駒はなしです!