山口恵梨子女流プロの顔を観てても将棋は強くなりません。きちんと将棋を観て研究しましょう。
下の将棋の局面は、23手目4五歩と先手が仕掛けたところです。この局面は非常に危険です。なぜなら、後手の角が浮いているからです。
私の第1感は後手3二金、次は3三角でした。第1感を指したいところですが、私の好みに合わないので3三角を選択して激指15のRPO+2と指してみました。(急戦形では守備の金をできる限り一段目に置いておきたいです。しかも、右四間飛車の場合、4三(6七)にと金を作られる展開もありますので、一瞬で後手3二金の選択を外しました。)
以下が下の将棋です。<将棋盤は先手後手で回転します。必要な方は右下の回転ボタンを押しましょう。>
最終手の後手3八銀のところでは後手がいいようです。他にも難しい変化があるので断言はできませんが、24手目をもう少し慎重に指せば後手が指しやすかったのではないでしょうか?
引き続き下の局面です。
山口恵梨子女流プロは54手目を6八同銀成と指しましたが、私なら6八銀不成と指します。その将棋が下にあります。途中で終わっていますが、これならまだまだ指せそうです。後手が勝つ変化が少ないようですが、上手ですので何とかなるでしょう。
<変化の一例>
なお、上の将棋の終盤は難しくて激指15の解析の力を借りました。一番上の中盤のところは自力です。
女流プロの将棋は、アマチュア有段者や高段者でも楽しめます。疑問に思うところがあれば、将棋ソフトで研究しましょう。きっと思わぬ収穫があって将棋上達の一助になるはずです。
なお、今回の山口恵梨子女流プロの対戦者は将棋ウォーズ13級ということでしたが、将棋道場三段よりは明らかに強かったです。最終盤のところも私と読みがほとんど一致していました。まさかソフト指しということはないでしょうが・・・。
#山口恵梨子 ♯将棋 #将棋の動画 #四間飛車 #右四間飛車 #将棋ウォーズ ♯将棋上達