この記事タイトルに関する類似記事は、
過去に何度も書いています。
最近の新しい将棋ファン、あるいは、当ブログの新規ファンは、
ご存じないない方も多いはずなので、改めて書きます。
追加情報もあります。
将棋のプロに「N九段」という方がいます。
その方がA級プロだった頃の話です。
当然ながら、実力的にはトッププロのレベルです。
その彼が、2013年に発売された激指13の七段に
全く勝てなかったのです。
本人が生放送の中で話していたらしいです。
余程衝撃的な事実だったらしく、
将棋関連サイトの至る所で確認しました。
(私はあまり驚きませんでした。
なぜなら、激指六段レベルで、
すでに多くのプロの将棋を解析していたからです。)
また、昔、将棋ソフトポナンザが最強だった頃に、
当時の渡辺明竜王が、
そのソフトにギリギリ勝ったことがありました。
このレベルは、激指六段相当です。
これら2点の事実を踏まえますと、
以下のようなことが容易に推測されます。
つまり、将棋のプロの中堅レベルや下層グループは、
激指六段どころか
激指五段にも勝てない可能性があるということです。
昔、将棋ソフト激指に四段レベルができた時に、
町道場の将棋道場五段は全く歯が立ちませんでした。
また、町道場初段が、激指2級どころか、
激指4級にも負けるような情報もネットで散見されました。
以上のことから、プロもアマも、
将棋ソフトには本当に勝てないことが
お分かりいただけると思います。
(昔からの将棋ファンにとっては周知の事実ですが、
最近の新しい将棋ファンはご存じない方も多いようです。)
これらの情報を裏付けるように、
ある別の事実も浮かび上がってきます。
それは、将棋ソフト激指のレーティング戦に関する記事が、
ネット上にはあまりにも少ないという事実です。
つまり、アマチュア将棋ファンは、
激指とのレーティング戦をほとんど利用していない、
あるいは利用しているがほとんど勝てない
ということが現実だということです。
実を申しますと、私の場合、
激指とのレーティング戦は今回が4回目です。
将棋ソフト愛用者からしますと、
非常に少ない数字です。
ということは、愛用者でない他の将棋ファンは、
プロの将棋を解析したりソフト指しで悪用したり
することが関の山だったのかもしれません。
あくまでも個人的な意見ですが、
ネット将棋も将棋ソフトも、
将棋三段ぐらいからが一番利用価値が高いと思っています。
それ以外の方は、
将棋道場や将棋教室で生身の人間と指した方が
将棋上達には効果的と考えています。
現時点で将棋ソフトを有効に活用できていない方は、
今まで以上に利用法を工夫しましょう。
その詳細については、過去にも色々書いてきました。
また、今後も随時書いていく予定です。