2013年08月08日
本物の将棋四段・五段を目指して:01 正解率25% 次の一手六段=本物の将棋四段
どれほどニーズがあるかわかりませんが、
ひとまず投稿を開始します。
試験投稿を兼ねていますので、
最初の2〜4回で中断することもありえます。
今回はまず将棋世界からある問題を出題します。
下の局面は、
「将棋世界2013年7月号四・五・六段コース」
の第1問です。
後手が5二玉と指したところです。
先手の最善手を考えてみましょう。
制限時間は1ヶ月です。
もちろん、
5分で解けても30秒で解けてもいいのですが、
どういう解答にせよしっかり読み切るようにしましょう。
なお、管理人むとせは、
昔六段コースを卒業しています。
六段コースが単独にあった頃の話です。
急いでいる人は、下の3冊をお勧めします。
「将棋世界BOOKS 四段コース問題集」ならば、
本物の将棋道場二段の力があれば解けるはずです。
ちなみに、管理人は、六段コースを卒業するウン十年前に将棋道場五段だったのですが、このコースを卒業して少し経ってから、本物の将棋四段になった気がしました。
<昔は県大会で優勝すると、
将棋四段の免状を頂けました。>
実際のところはわかりませんが、当時から
【次の一手六段=本物の将棋四段】
ぐらいがちょうど良いのではないかと考えていました。
つまり、次の一手段位から二段分引く訳です。
次の一手五段ならば将棋三段です。
これぐらいならば、多少実戦が不足していても、
それ程恥ずかしくはない段位設定だと思います。
次回ヒントと考え方を載せます。
後手5二玉まで(正解率25%)
将棋世界BOOKS 四段コース問題集 [単行本(ソフトカバー)] / 将棋世界 (編集); 毎...
将棋世界BOOKS 五段コース問題集 [単行本(ソフトカバー)] / 将棋世界 (編集); 毎...
挑戦!! 次の一手難問集 [単行本(ソフトカバー)] / 羽生 善治 (監修); 毎日コミュニ...
2013年08月04日
本物の将棋四段・五段を目指して:00
ブログ開始当初の目的に戻って、
タイトルのような記事を書こうと考えています。
アクセスが多ければ投稿を開始します。
2012年12月02日
将棋四〜六段の資格:04
後手6三金まで
前回の続きである。
上の局面を見たら、
あることを瞬間に察知しなければならない。
それができなければ、
将棋有段者の資格がなくなる。
それは、先手玉が、
今は詰まないということだ。
仮に上の局面が後手番の場合、
3七歩成とされても絶対に先手玉は詰まない。
それを、「読まなくてもわかる」、
ということも将棋の実力の一つだ。
これを瞬間に見切った上で、
先手はどう指すべきか?
後手玉は8二銀の壁銀のため、大変寄せやすい。
そうすると、ある手が浮かんでくる。
それが、5三角成だ。
これを短時間、できれば5〜15秒程度で発見できれば、
将棋四段以上の資格がある。
もちろん、実戦での話である。
今回は、次の一手で出題されたなら、
将棋初〜二段でも短時間で発見できる可能性のある
易しい問題を扱った。
反応が良ければ、あるいは
何か良い局面が見つかれば、
【将棋四〜六段の資格:05】以降も書きたい。
2012年11月30日
【重要・将棋】ここまで読めれば将棋初〜五段:後編 羽生善治の終盤術Aより
羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21) [単行本] / 羽生 善治 ...
前回の続きである。
あまりにも有名なので、
ほとんどの読者は上の本を持っていると思う。
重要だから何回も書くが、
このシリーズは第3巻と第2巻を最初に仕上げた方が良い。
ある程度問題を解けるようになったら、
各例題の最初の設問のみを考えるようにした方が
上のステップに行きやすい。
それは説明しなくてもわかることだろう。
前回の問題の解答は、
下の通り11手前後読むことになる。
たった11手だが、
実戦ではこれが頗る大変なのだ。
だから、最初はできる限り簡単な問題で
指し手を読めるようにするべきだ。
その候補として、この本を例に挙げている。
解説は本に詳しく書かれているので、
ここでは省略する。
まぁ、この局面で11手前後読めれば、
立派な将棋高段者である。
少なくとも将棋三段はある。
もっと複雑な局面になれば、
7手程度でも最低将棋三段はある。
複雑な局面でこれなのだ。
だからこそ、局面の狭い詰将棋などでは、
最低15手程度は読めるようにならないと、
将棋四〜五段の道は果てしなく遠い。
なお、ここでは9手詰もまともに解けない
インチキ将棋四〜五段を除くよ(笑)。
ラベル:羽生善治
2012年11月26日
【重要・将棋】ここまで読めれば将棋初〜五段:前編 羽生善治の終盤術Aより
羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21) [単行本] / 羽生 善治 ...
上の本の第6例第1図(P14)より出題。
問題では3手先まで読めと書いてある。
初手がわかれば、
3〜1級、
3手先まで正確に読めれば、
初〜二段、
ある程度結論が出るまで読めれば、
四〜五段だと思う。
多少甘めだが最後まで勝ちを読み切れば、
最低将棋三段はある。
間違いない。
持ち時間は、無制限である。
なお、多くの読者がこの本を持っているはずだ。
【あまりにも有名な本だからね

だが、正確に9〜11手先、あるいは13手先以上
読んでいる人は、意外と少ないはずだ。
この本の難易度を上げたかったら、
各例の最初の問題だけをじっくり考えることだ。
ある程度最後まで読み切れるのであれば、
もうすでにその人の将棋の棋力はとても高い。
後手2五桂まで